万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

51.万葉仮名(1)仮名には広義には万葉仮名を含む

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撮影の日と場所:2012年11月28日小樽の裏山

爆弾低気圧の翌日に撮影

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撮影の日と場所:2010年3月3日二月堂で

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2012年11月30日から12月3日まで札幌に。

12月1日と2日は雪。4日の今朝は雨。

登別市爆弾低気圧のため停電が続いたことは全国に報道されたので、

爆弾低気圧という用語を知った方が多いのではないでしょうか。

私もその一人です。

幸い小樽市内でも停電はあったのですが、すぐに復旧。

湿った雪が吹き付けた裏山の木々は一晩寒さにさらされました。

その風景を撮ったのが最初の画像です。

で、次が奈良の風景。

万葉集を読む場合、万葉仮名について知識を得ておくことは大事と思うのです。

中西先生の「万葉集事典」などを参考にしています。

万葉仮名は奥が深いですね。

古代日本には固有の文字がなかったらしく、万葉集の表記に中国からの漢字を用いた。

この表記を「万葉仮名」というらしい。

好きな歌の一つの志貴皇子の歌(巻八・一四一八)では以下のように書かれたました。

「石激 垂見之上乃 左和良妣乃 毛要出春尒 成来鴨」

(石走る 垂水の上の さわらびの 萌え出づる春に なりにけるかも)

万葉仮名にいわゆる平仮名や片仮名は出てきません。

でも、新潮日本語漢字辞典をみると仮名は狭義には平仮名と片仮名を指し、広義には万葉仮名を含むとありました。

で、北海道新聞の「卓上四季」の記事に「万葉仮名」を記載していただきかった。

古代の人たちが切望した表記は、「万葉仮名」と思うのです。

さらに、「漢字は日本語である」と。

漢字を真名(まな)と呼ぶのに対し、仮名は仮の文字で日本語の音節文字。

新潮日本語漢字辞典を購入して初めて辞典で見たのが、仮名でした。

もっと辞典を見なくては。 

爆弾低気圧」、もっとふさわしい用語があったような気がするのですが。

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