万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

49.万葉集に詠まれている花(9)福寿草

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以上の画像:2010年4月4日

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2010年4月5日

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2010年4月8日

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最後の二枚は2010年4月26日

撮影日:2010年4月4日、5日、8日、26日

撮影場所:庭と裏山

風景の日記に記載の転記:2010年4月8日の「福寿草万葉集

「昨日の天気予報があたり天気がよく、気温が上がり残雪もかなり消え、福寿草も二日ぶりに花開く。

軽く雪割作業をしながら福寿草を観察すると、八時前から開花始め、早くも昼過ぎに花を閉じた。

そんな一日ふときずく。

万葉集福寿草は詠まれているのか?

フクジュソウの万葉植物名は何だろう?

手持ちの万葉集の花にかかわる本を数冊調べてみた(それ以上多く所蔵していないので)。

記載が一冊のみであった。

それも「さきくさ:三枝」で、柿本人麻呂山上憶良長歌の二首で、花そのもではなくて、枕詞として使われているという。

しかも山上憶良長歌は「さきくさ:三枝」が和紙や衣料原料である今の「みつまた」でなければ解釈できないという。

さらに「さきくさ」は、「ささゆり」、「やまごぼう」、「いかりそう」とする説もあると。

フクジュソウ」が出てこない。

春日大社の万葉植物園でもとめた最後の下記の一冊に。

吉野江美子(文)中村明巳(写真)(2006)万葉 花のしおり 柳原出版

ミツマタジンチョウゲ科)、ジンチョウゲジンチョウゲ科)そしてフクジュソウキンポウゲ科)が万葉植物現代名の候補にあげられている。

やっと出てきました。

「さきくさ」の万葉植物現代名は六種あげられていることになる。

柿本人麻呂の歌は巻十・一八九五の下記の歌です。

 春さればまづ三枝の幸くあらば

 後にも逢わむな恋ひそ我妹

さらに、「さきくさ」が何なのかははっきりしていませんと説明している。

また、入江泰吉氏の御本「万葉四季の花」に花の名も示された大和路地図が掲載されているのですが、フクジュソウはないのです。

福寿草フクジュソウ)は万葉集に詠まれていないとは結論付けられないのですが、万葉人には歌の対象としての位置は低いとしか言いようがないのかな。

工藤岳氏は、フクジュソウにやってくる昆虫を観察して、ほとんどはハエやハナアブなどのハエ目昆虫であるという。

工藤岳(2004)パラボラアンテナで熱を集める植物 花の自然史 北大図書刊行会」

以下2012年11月16日記載。

今朝は寒く、室温九℃。

ストーブも焚かず、防寒着を着て、記載しました。

今年は初雪が遅いです。

ただ、昨日気象台は朝午前五時半ころ霙が降ったので初雪と発表したようです。

でも、朝九時ころには青空が出ていて、路面は乾いていました。

で、我が家の初雪はまだです。

雪搔き準備完了ですが。

雪のあるクリスマス迎えれるかな。

最初の画像は裏山のキタキツネです。

札幌のヒグマ騒動からすると裏山にヒグマ出てもおかしくないのです。

札幌のヒグマ目撃場所はここより街に近いからです。

自然な雪解けを待っていたら庭の雪はなかなか消えないので、いわゆる雪割り作業を庭で行います。

さらに、福寿草の場所の雪を手作業で除きました。

2010年4月4日に除きました。

圡面が乾くころもう福寿草は花(パラポラアンテナ)を拡げてきました。

庭の周りはまだ雪だというのにハエ目昆虫がやってきます。

2012年11月15日現在、庭には小さな福寿草の芽が出ています。

また、来年4月に福寿草を起こすのを楽しみにしています。

追記:左の「思い出の風景」(2012年11月15日)で、デジブックにまとめた「裏山からの風景」と庭の福寿草の芽をご覧いただくと嬉しいです。 

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