万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

46.万葉集と貝(二)鴨山五首と松木武彦氏の解釈

f:id:sikihuukei:20121012124756j:plain

f:id:sikihuukei:20121012124723j:plain

f:id:sikihuukei:20121012124703j:plain

スキャンの日:2012年10月11日

柿本人麻呂の死について、HP「BIVALVES」の鴨山五首でも紹介したのですが、梅原説と通説以外にもう説はないだろうと思っていたのです。

でも、昨日の道新夕刊に岡山大学教授松木武彦氏の「歴史への冒険 考古学のいま」は新たな気持ちで読みました。

「・・・磯で波に洗われる水死体よりも、粗末な箱式石棺の中に眠る遺骸の表現として、よりぴったりくるとは思えないだろうか。」

歌は巻二・二二〇です。

鴨山五首(二二三~二二七)にさらに二二〇、二二一、二二二の三首も加えて読む必要があるようです。

ただ、二二四の貝は、谷(かひ)ではなく貝であると思うのです。

記事のコピーが判読可能かどうか不安ですが、記事を読んでいただければと思います。

万葉集は奥が深く、これからも考古学の新たな発見で新しい解釈が展開されるのでしょう。

考古学に期待したいです。

鴨山五首に興味ありましたら、左のリンクのBIVALVES>万葉集の貝>鴨山五首で訪ねてみてください。

にほんブログ村 歴史ブログ 奈良・平安時代へ
にほんブログ村