万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

45.詠まれていない花(九)夏菊

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撮影の日:平成二十四(2012)年神無月九日昨日寒露

撮影の地:小樽の家とその裏山で

寒くなってきました。

今朝、ストーブを焚こうかどうか躊躇しました。

寒くなるとデジカメも出番が少なくなります。

昨日、札幌から帰ってきて、庭の夏菊を今朝撮りました。

札幌へ出かける前に咲いていた夏菊です。

今年、夏に咲いていたのですが、秋にまた花を咲かせました。

いわゆる奈良時代の初めに日本に来た菊はまだ咲いていません。

園芸種である夏菊がどのような系統の花なのかよくわからないのです。

万葉集では菊は詠まれていないようです。

ただ、日本在来ののじぎく(野路菊)がただ一首詠まれています。

北海道には自生していなく、本州西部、四国、九州の海岸付近に生育しているようです。

ほかにのこんぎく、あぶらぎくなども本州、四国、九州には生育しているようです。

万葉名:ももよぐさ、母々餘具佐、百代草

現代名:ノジギク(野路菊、キク科)

野路菊は兵庫県県花です。

万葉集に詠まれているのは、生玉部足国(いくたまべのたりくに)の歌(巻二十・四三二六)です。

防人の歌だそうです。

「父母が 殿の後の ももよ草 百代いでませ 我が来るまで」

(父母の住む家の裏に生えるももよ草、その草のように長生きしてくださいよ、私が帰ってくる日まで)

別れの時に詠んだとか。

今朝の庭の地中温度もいつのまにか11℃となっていました。

ついこの前まで20℃以上だったのです。

温度計の横に福寿草が芽を出していました。

札幌へ出かける前は芽を出していなかったのです。 

本州の高原では紅葉がきれいとTVニュースは伝えていました。

小樽の裏山はまだ黄葉していません。

来月はじめには道内の平地では積雪があるでしょう。

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