37.万葉寒冷期
撮影の日:平成二十四年八月十二日
撮影の地:小樽市総合博物館本館
画像は、アメリカ人クロホード像と本館、アイアンホース号。
スキャン画像は、北海道と本州を対比した参考資料。
宇田川 洋氏の「もう一つの日本列島史」より引用、「北の異界 古代オホーツクと氷民文化」で詳しく見れます。
八月十二日、孫とアイアンホース号に乗車、チャレンジラボで光るスーパーボールを作り、北海道の鉄道の歴史を勉強した一日でした。
アイアンホース号はアメリカ、H.Kポーター社の工場で1909年に作られたとのこと。
鉄道の歴史を勉強し、ロンドンオリンピックの女子サッカーの決勝戦の対戦相手国アメリカの独立は、1776年で、独立後、ほぼ240年ほど経ったことなどを漠然と考えていました。
北海道の鉄道の歴史は、日本の近代化とお雇い外国人と深く関わっています。
小樽観光の第一歩は、この博物館本館がおすすめです。
石器時代から現代までの長さで歴史を見ると、アメリカの独立も万葉集の時代だって、最近のことなのです。
二万数千年の長さで歴史を観て、その間の気候変動と海水準の変動を研究しておられる方が多数。
620年ころから740年ころを万葉寒冷期、続く740年ころから900年ころを大仏温暖期(中世温暖期の開始期)と呼ばれているようです。
万葉集に詠まれている歌を気候と関連付けて、解説している本はあるだろうか。
万葉寒冷期なる用語を初めて知ったのは、「北の異界 古代オホーツクと氷民文化」という本の中ででした。
その中の平井幸弘氏の「オホーツク海沿岸の自然環境とその変貌」ででした。
(万葉寒冷期:安田喜憲、一九九六、「文明の危機と民族移動」、安田喜憲・林 俊雄編『文明の危機』、朝倉書店、一~一七頁)
興味ありましたら訪ねてみてください。
追記:平成二十四年八月十六日
万葉の時代区分
(犬養孝著:わたしの萬葉百首上巻の万葉の時代区分略表を参考)
第一期:629-672(壬申の乱)、第二期:672-710(平城京遷都)、
第三期:710-733、第四期:733-759(万葉の終焉)
追記:平成二十四年八月十八日
万葉時代区分二
(橋本哲二編著:万葉散策の万葉集略年表による)
古万葉:400ごろー601、初期万葉:629-708、中期万葉:710-737、
後期万葉:738-759