26.万葉集に詠まれていない花(四)豌豆の花
撮影の日:平成二十四年七月四日
撮影の地:小樽の庭
豌豆の花(エンドウ・マメ科)
今朝撮りました。撮りたてです。
若いさやでもグリーンピースでもないので観るだけです。
花も実もさやもと欲張っています。
ヨーロッパ原産で、江戸時代に日本へ渡来した帰化植物です。
赤紫も好きな色なのですが、今年は白花だけを栽培しました。
もちろん、万葉集には詠まれていません。
でも、万葉人がこの花を見て、どのような歌を残したでしょう。
万葉集が詠まれた時代にタイムスリップして、栽培してみたいですね。
「豌豆や 蝦夷梅雨纏(まと)い 白く咲く」北 帰航(第百十一句)
私の佃煮のような駄句の中の平成二十二(2010)年七月一日に詠んだ一句です。
今年は蝦夷梅雨がなく比較的さわやかな日が続いています。
万葉集の選にもれるのは間違いないですね、やはり、万葉歌人にこの花を観てもらわないと。
ただ、マメ科のはぎ(萩)は集中一番多く、百四十一首登場します。
そして、志貴皇子ゆかりの高円の白毫寺ははぎの寺として名高く、好きな寺の一つです。
なお、短歌は首、俳句は句とするそうです。
「理屈と絆創膏は・・・、よう万葉集に関連付けるものですね。」
もう一人の私が後ろでつぶやいています。