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万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

21.万葉集に詠まれていない花(三)姫女菀

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撮影の地:家の横の空き地

撮影の日:平成二十四年六月二十六日

撮影の花:ヒメジョオン(姫女菀) 

 

大正時代に渡来した北アメリカ原産のヒメジョオンがやっと咲き出しました。

街では数日前から咲き出しましたが、家の周りでは今朝からです。

裏山はまだ咲いていません。

葉のつき方でハルジオンと区別するようです。

ハルジオンは家の周りに咲いていないのです。

最初、北海道原産の野菊の一種かと思っていました。

同じキク科の菊(イエギク)は秋に咲きます。

菊も中国から渡来したようです。

渡来時期は奈良時代初めとも後期ともいわれています。

意外にも菊は万葉集には一首も詠まれていません。

一方、日本各地には、美しい花をつける野生のキクが、自生しているようです。

そのなかでノジギク(キク科:花期十~十一月)が秋に一重の純白の花びらを持つ清楚な花を咲かせるようです。

万葉集では「ももよぐさ:母々余具佐」として一首詠まれているようです。

生壬部足国(みぶべのたるくに:巻二十・四三二六)の歌です。

防人の歌です。

「父母が殿の後方へのももよ草  百代いでませ我が来たるまで」

兵庫県では県花として、大切に保護しているようです。

「ももよぐさ」としてノジギクのほかに、ツユクサ、キク、ムカシヨモギヨモギリュウノウギクなどとする諸説があるそうです。

でも、大昔から日本の野辺に咲いてきた野生のノジギクが「ももよぐさ」(百代草)と思うのです。

そして、ヒメジョンが小樽に野生化して今咲いています。

ノジギクとは花時期、帰化植物であること、そして花の形も違うのです。

でも同じキク科であること、小樽ノジギクが自生していないこと、

万葉集の歌を偲ぶのにヒメジョオンノジギクの代わりと

花の咲く時期に思うのです。  

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