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万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

18.万葉集の面白さ(七)杜若

小樽の花 万葉集 万葉集の花

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撮影の日:平成二十四年六月九日早朝

撮影の地:小樽の家の庭

撮影の花:あやめ(文目、菖蒲:アヤメ科アヤメ属)

今朝、また咲き始めました。三株咲きました。

いわゆる図鑑や本に載っているアヤメ科アヤメ属のあやめ(文目)の色の花です。

庭には黄色の文目も咲くのですが、こちらのほうが文目らしい花の色です。

花としては黄色のほうが子供の頃より見慣れたアヤメです。

種名や品名は、カタカナで、呼名、古名、和名は平仮名で、そして漢字で表記しました。

あやめ(文目)専門の図鑑や本もあるのでしょう。

文目と表記するようにしました。花菖蒲と区別するために。

「表題が杜若なのにどうして文目なの」

「庭に杜若が咲いていないので、同じアヤマ科アヤメ属の縁で」

文目ではなく杜若は、顔佳花(かおよばな)と掻付花(かきつけばな)として、万葉集とも関係ありですね。

古代では美人のことを「顔佳花(かおよばな)」といったようですが、花の美人は杜若。

万葉集に「かきつはた」の花は、七首詠まれていて、その中の六首が愛しい人への呼びかけにこの花を添えているという。

また、掻付花(かきつけばな)は、杜若の花の汁を布に掻き付けて仕上げる、摺り染めからの呼び名だそうです。

この花が染色に使われたことは大伴家持の歌(巻十七・三九二一)からも明らかとのこと。

「かきつはた 衣に摺り付け ますらをの

      着襲(きそ)ひ狩りする 月は来にけり」(巻十七・三九二一)

「かきつはたにつらふ君をゆくりなく

      思い出でつつ嘆きつるかも」(巻十一・二五二一)

書付花ともいうようです。

万葉植物名:かきつはた

万葉仮名:加吉都播多、垣津幡、垣津旗、垣幡

杜若:尾形光琳が見事にカキツバタを描いた「燕子花屏風」(国宝)が有名

サトイモ科の菖蒲アヤメ科の菖蒲、アヤマ科でもアヤメ属に属するものとそうでないもの、外国から帰化したもの、江戸時代に栽培されて多くの品種がある花菖蒲などなどあやめをめぐり、混同しやすいです。

「いずれアヤメかカキツバタ」のように見分けずらいです。

また、来年アヤメの咲くころデジカメ片手にあれやこれや悩んでいるのでしょう。

 

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