万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

万葉集

35.詠まれている花(二)さはあららぎ(沢蘭)

撮影の日:平成二十四年七月十七と十八日 撮影の地:小樽の裏山 まえに病葉のところで万葉集の歌は紹介しましたので、歌は省略します。 孝謙天皇のお歌です(巻十九・四二六八)。 平成二十四(2012)年七月一日 昨日今日と気になる花があり、すくない花の蔵…

34.新十津川町を訪ねて

撮影の日:平成二十四年七月十五日 撮影の地:新十津川町 7月13日に知事公館北側の道立三好太郎美術館へ。貝のまぼろしを鑑賞。今年度第二期のテーマは、貝でした。のんびり貝などです。 で、ひょんなことからJR北海道のJRで行く一日さんぽ夏の旅のパンフレ…

32.海藻や海草を詠んだ歌(一)藻(も)

撮影の日:平成二十四年七月十一日 撮影の地:小樽市忍路(浜茄子、湾口と兜岩そして忍路臨海実験所) 昨日記載した万葉集に詠まれている植物(一)藻は、(一)で最後と思います。 今日、新たに海藻や海草を詠んだ歌(一)藻(も)として再出発したからです…

31.万葉集に詠まれている植物(一)藻

撮影の日:平成二十四年七月十一日 撮影の地:小樽市忍路 なぜ忍路に出かけたかについては、ブログ「風景の日記」を読んでいただき、少しはきれいな画像を観たいなと思いましたらブログ「思い出の風景」を覘いてみてください。 ご期待に添えるかどうかわかり…

29.万葉集に詠まれていない花(五)馬鈴薯の花

撮影の日:平成二十四年七月八日(最初の画像) 後は平成十四年七月五日に撮影 撮影の地:家の庭と美瑛の丘(後の画像) ご存知のようにジャガイモ、じゃがいも、馬鈴薯と呼ばれています。 子供の頃は馬鈴薯が多かったような気がします。 渡来は江戸時代のよ…

28.奈良大和路の思い出(坂乃茶屋と土鈴)

撮影の日:平成二十二年三月五日(白毫寺の椿) 撮影の地:小樽の家と白毫寺 ブログのタイトルに画像を掲載できるようになったので、思い出の坂乃茶屋のご主人お手製の厄除け地蔵様と飛鳥路の土鈴をタイトル画像としました。 また、背景はお土産の包み紙で、…

27.万葉集の面白さ(十一)つみ:ヤマボウシ

撮影の日:平成二十四年六月二十九日 撮影の地:百合が原公園 ヤマボウシ(山法師)別名やまぐわ、万葉植物名:つみ(柘) 札幌の北大植物園や百合が原公園で花を観たのはもうかなり前です。 でも、この花が万葉集に詠まれていると今朝まで気が付かなかった…

25.万葉集の面白さ(十)ノイバラ:うまら(野薔薇・野茨:宇万良)

撮影の日:平成二十四年七月三日 撮影の地:小樽の庭 品種名不明 品種名は、わかりません。庭に咲く薔薇です。 万葉集に詠まれているバラではないのですが。 日本で最初にバラと思われる植物が出てくるのは「万葉集」とか。 野茨・野薔薇(のいばら)のこと…

24.万葉集の面白さ(九)美しい日本語「病葉」

撮影の日:平成二十四年七月一日 撮影の地:小樽長橋なえぼ公園 久しぶりにデジカメ片手に公園に出かけてきました。 オオウバユリなどの開花状況を見ることが主たる目的でした。 ヒメジョオンなどが咲いていましたが、咲いている花は春に比べ少ないようです…

23.万葉集の面白さ(八)木簡

撮影の日:平成二十四年六月二十九日 撮影の地:百合が原公園 本のスキャン:平成二十四年六月三十日 花はフィラテルフスペキネンシスとドイツィアロンギフォリアcvベッチです。 昨日、平成二十四年六月二十九日に百合が原公園に百合の開花状況を見に行きま…

22.百合の花(一)糸葉百合咲く

撮影の日:平成二十四年六月二十八日 撮影の地:小樽の家の庭 集中では「さゆり」と詠んだ歌が十首とのことで、「ひめゆり」は一首だけとのことです。 「ひめゆり」は姫百合かと思ったのですが、特定はできないようです。 でも、「ひめゆり」は姫百合(姫由…

21.万葉集に詠まれていない花(三)姫女菀

撮影の地:家の横の空き地 撮影の日:平成二十四年六月二十六日 撮影の花:ヒメジョオン(姫女菀) 大正時代に渡来した北アメリカ原産のヒメジョオンがやっと咲き出しました。 街では数日前から咲き出しましたが、家の周りでは今朝からです。 裏山はまだ咲いて…

20.万葉集に詠まれていない花(二)白詰草

撮影に日:平成二十四年六月十三日 撮影の地:小樽の庭の片隅 本:平成二十四年六月十三日スキャン 子供のころにクローバーという名でいつの間にか覚えた花です。 知らない人がいない、身近な馴染み深い花です。 四葉のクローバーを探したことが一度や二度あ…

19.万葉集に詠まれていない花(一)牡丹

撮影の日:平成二十四年六月十、十一日 撮影の地:小樽の家の庭 牡丹、品種名不明 本州ではもう花の時期は終わったのだろうか。 庭の牡丹は、昨日から咲き始めました。 小樽では、手宮緑化公園や旧青山別邸では庭より早くに咲いています。 意外にも万葉集に…

18.万葉集の面白さ(七)杜若

撮影の日:平成二十四年六月九日早朝 撮影の地:小樽の家の庭 撮影の花:あやめ(文目、菖蒲:アヤメ科アヤメ属) 今朝、また咲き始めました。三株咲きました。 いわゆる図鑑や本に載っているアヤメ科アヤメ属のあやめ(文目)の色の花です。 庭には黄色の文…

17.万葉集の面白さ(六)卯の花

撮影の日:平成二十四年六月五日 撮影の地:小樽の家の裏山 撮影の花:谷空木 「卯の花:うのはな」は、夏は来ぬの文部省唱歌にも歌われ今でもそのままの名前で呼ばれています。 万葉集の主題歌に推薦するとすると私はこの唱歌ですね。 「卯の花のにおう垣根…

16.万葉集の面白さ(五)再びにこぐさ

撮影の日:平成二十四年六月三日 撮影の地:小樽の家の裏山 にこぐさは、「万葉集の面白さ(二)にこぐさ」でも記載しています。 万葉植物名「にこぐさ」の現代名は、甘野老(あまどころと)と考えています。 北海道にはその仲間の大甘野老が生育していて、…

15.躑躅(つつじ)

撮影の日:平成二十四年六月三日 撮影の地:小樽の家の庭 花は、たぶん黒船躑躅。 ッツジにはいろいろあって、サツキ、リュウキュウツツジ、ヨドガワツツジ、ミヤマキリシマそしてクロフネツツジなどです。 蝦夷紫躑躅、紫八染、山躑躅なども北海道の樹とし…

13.かには(桜皮)咲く

撮影の日:平成二十四年五月二十八日 撮影の地:小樽市の裏山で 万葉植物名「かには」の現代名は「うわみずざくら(上溝桜)」です。 ホームペイジに「北海道に咲く万葉集の花」という部屋を作り、咲く花の一覧表を部屋に飾っています。 今日までうかつにも…

12.万葉集と貝(一)真珠

万葉集に詠まれている貝の歌は、現在、六十九首と考えています。 詳細は、ホームペイジ「BIVALVES」の万葉集の貝の部屋をノックしてください。 六十九首のうち真珠の歌が四十一首あります。 真珠の歌の内訳もここでは省略します。 真珠のできる仕組みと見分…

11.ブログ名を「万葉の覚え書」に変更:追記有

花と風景の日記というブログ名を「万葉の覚え書」に変更しました。 風景の日記というブログを書いていますので、花や風景は主にそちらで書くようにしました。 このブログでは楽しく学んだ万葉集にかかわることを書き留めることにしました。 北山氏の本もすべ…

10.万葉集の面白さ(四)本当は怖ろしい

高校生の頃は、小説などを読むより漫画のほうを見るほうだったのです。 でも、井上 靖氏の「額田王」は面白く一気に読んだ記憶があります。 定年近くに万葉集に興味を持ち、黒岩重吾氏の「天の川の太陽」など壬申の乱を題材とした小説、漫画などは面白く、読…

9.万葉集の面白さ(三)わらび

撮影の日:平成二十四年五月二十四日 撮影の地:裏山 わらびは、春の山菜の代表ですね。 昨日、山菜を採って帰る方を見て勘違いに気付いたのです。 わらびは六月になって撮るものと。 今朝早くにデジカメ片手に出かけて撮ってきました。 蕨(わらび:和良妣…

8.万葉集の面白さ(二)にこぐさ

撮影の日:平成二十四年五月二十一日 撮影場所:裏山 今、裏山ではオオアマドコロ(大甘野老)が咲きだしました。 万葉植物名「にこぐさ(似児草、和草、尓古具佐、尓故具左)」の現代名の一つとして、甘野老(アマドコロ)とする説があります。 にこぐさは…

6.貴賓館旧青山別邸を訪ねて

馬酔木は北大植物園で2012年5月6日に撮影 今日、久しぶりに小樽市祝津の貴賓館を訪ねました。 祝津にあった建物は、四代目青山馨氏によって札幌市にある北海道開拓の村に寄贈され保存されています。 この冬に開拓の村で建物を見学しました。 それで、数年前…

5.HOME 愛しの座敷わらしを観て

鑑賞の日:2012年5月16日 昨日、鑑賞しました。 東北の自然の中で家族の絆の再生を座敷わらしとともに描いた映画でした。 ほのぼのと時に優しくユーモラスに描いていました。 また、認知症や唱歌「シャボン玉」(作詞野口雨情作曲中山晋平)などをとおして描…

4.万葉集の面白さ(一)かぎろひ

撮影日:2012(平成24)年4月10日 撮影地:庭から石狩湾を撮る 万葉集など古語を曲がりなりにも一番勉強させられたのは、高校生の時です。 古語や漢文は、外国語のような存在で大学入試に必須だからいやいや勉強していたのです。 定年近くなり、年甲斐もなく…

3.大立壺菫の花と万葉集

撮影日:20012(平成24)年5月12日撮影 場 所:庭の隅 菫は、万葉集には四首詠まれているとのことです。 万葉集のことを集中と表現するようです。 「集中に四首詠まれている」と表現するようです。 で、「すみれ」が二首、「つぼすみれ」が二首の四首です。 …

2.堅香子の花

堅香子の花は小樽に移り住む前の余市在住の時に最初の出会いがありました。 そして、小樽に移り住むようになってから、撮影対象となりました。 幸いにも裏山に小群落があったからです。 春真っ先に裏山で芽吹き花を咲かせます。 その凛とした可憐な花に惹か…