万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

2019-01-10から1日間の記事一覧

544.巻六・1009:冬十一月に、左大弁葛城王等に姓橘氏を賜ひし時の御製歌(おほみうた)一首

1009番歌 訳文 「橘は実までも花までも輝き、その葉まで枝に霜が降りてもますます常緑である樹よ」 読み下し文 「橘は実さへその葉さへ枝に霜降れどいや常緑(とこは)の樹」 実さへその葉さへ:「実さへその葉さへ」を承ける語省略。美しいとする気持ちが言…