万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

2018-12-17から1日間の記事一覧

535.巻六・994:大伴宿禰家持の初月(みかづき)の歌一首

.家持:坂上郎女の甥。この歌、年代判明歌の中の家持の初作。時に十六歳ごろ。 994番歌 訳文 「空遠くふり仰いで三日月をみると、一目だけ見た人の引き眉が思われることよ」 読み下し文 「振仰(ふりさ)けて若月(みかづき)見れば一目見し人の眉引思ほゆる…