万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

2018-11-02から1日間の記事一覧

507.巻六・948・949:四年丁卯(ひのとう)の春の正月に、諸王・諸臣子等に勅して、授刀寮に散禁せしむる時に作る歌一首あわせて短歌

散禁:刑罰として外出を禁じ、一所に閉じ込めること。 948番歌 訳文 「葛が一面に這い広がる春日の山は、春が来たとて、山の峡(かい)には霞がたなびき、高円では鶯が鳴いている。大勢の大宮人たちは、北へ帰る雁の来継ぐように毎日毎日、友と連れだって遊…