万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

2018-09-10から1日間の記事一覧

469.巻五・880~882:敢えて私懐(しくわい)を布(の)ぶる歌三首

敢えて:思い切って個人的な気持ちを述べる歌。「私懐」は、ここでは都への召還にたいする懇願をいう。 880番歌 訳文 「遠い田舎に五年も住みつづけて、私は都の風俗をすっかり忘れてしまった」 書き下し文 「天離(あまざか)る 鄙(ひな)に五年(いつとせ…