万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

2018-07-11から1日間の記事一覧

430.巻四・765~768:久邇の京に在りて、寧楽(なら)の宅に留まれる坂上大嬢を思(しの)びて、大伴宿禰家持が作る歌一首ほかに三首

久邇:475番歌参照。家持は当時内舎人(うどねり)であったので、宮仕えのため奈良を離れて久邇京にいた。 寧楽(なら)の宅:坂上の里にあった母の家であろう。 765番歌 訳文 「山一つ隔てていて行けるはずもないのに、いい月夜なのであの人は門の外に立っ…