万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

2018-06-17から1日間の記事一覧

406.巻四・697~699:大伴宿禰像見(かたみ)が歌三首

697番歌 訳文 「私に聞えよがしに言って下さいますな。耳に入るその名は、私がちぢに乱れて思いつづけている、まさにその人なのですよ」 書き下し文 「我が聞に 懸けてな言ひそ 刈り薦(こも)の 乱れて思ふ 君が直香(ただか)ぞ」 女の立場に立つ歌。名を…