万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

2018-05-29から1日間の記事一覧

390.巻四・651・652:大伴坂上郎女が歌二首

651番歌 訳文 「夜も更けて空から露がしっとりと降りました。家の人もきっと今ごろは待ち焦がれていることでしょう」 書き下し文 「ひさかたの 天の露霜 置きにけり 家なる人も 待ち恋ひぬらむ」 家で待つ娘を思う母心を歌うと見せて、同じ場所に居あわせた…