万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

2018-04-16から1日間の記事一覧

351.巻四・543~545:神亀元年甲子の冬の十月に、紀伊の国に幸す時に、従駕(おほみとも)の人に贈らむために娘子に誂(あとら)へらえて作る歌一首あわせて短歌  笠朝臣金村

543番歌 訳文 「天皇の行幸につき従って、数多くの大宮人たちと一緒に出かけて行った、ひときわ端麗な私の夫は、軽の道から畝傍山を見ながら紀伊街道に足を踏み入れ、真上山を越えてもう山向かうの紀伊に入っただろうが、その夫は、黄葉の葉の散り乱れる風景…