万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

2018-02-26から1日間の記事一覧

309.巻三・429・430:溺れ死にし出雲娘子を吉野に火葬(やきほぶ)る時に、柿本朝臣人麻呂が作る歌二首

溺れ死:吉野行幸中の出来事か。 出雲娘子:出雲出身の采女か。 429番歌 訳文 「山の間から湧き出る雲、その雲のようだった出雲おとめは、まあ、あのはかない霧なのだろうか。吉野の山の嶺一帯に霧となってたなびいている」 書き出し文 「山の際(ま)ゆ 出…