万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

2018-01-12から1日間の記事一覧

272.巻三・372・373:山部宿禰赤人、春日野に登りて作る歌一首あわせて短歌

372番歌 訳文 「春日山の御笠の峯に毎朝雲がたなびき、貌鳥(かおどり)が絶え間なく鳴きしきっている。 そのたなびく雲のように私の心は滞って晴れやらず、その鳴きしきる鳥のように片思いばかりして、昼はひねもす、夜は夜もすがら、そわそわと立ったり座…