万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

2017-10-07から1日間の記事一覧

196.巻二・207~212:柿本朝臣人麻呂、妻死にし後に、泣血哀慟(きふけつあいどう)して作る歌二首あわせて短歌

今回は前回の195.の続きの210~212番歌です。 前の208番歌は、人麻呂が死んだ妻を求めて山訪ねをする歌です。 210番歌 訳文 「妻はずっとこの世の人だと思っていた時に、手に手を取って二人して見た、長く突き出た堤に立っている槻の木の、そのあちこちの枝…