万葉集の日記

楽しく学んだことの忘備録

2017-09-07から1日間の記事一覧

169.巻二・143、144:長忌寸意吉麻呂、結び松を見て哀咽(かな)しぶる歌二首

143番歌 訳文 「岩代の崖(きし)の松の枝を結んだというそのお方は立ち帰って再びこの松を見られたことだろうか」 書き出し文 「岩代の 崖(きし)の松が枝 結びけむ 人は帰りて また見けむかも」 大宝元年(701)の歌か。歌は、有馬皇子がこの松を再び見な…