100.自然を詠んだ歌(9)太陽:朝陽・暁
万葉集の日記の記載が、百となりました。認知症の予防になれば幸いです。だいぶ前に購入していて、先日読み終えたのが下の本です。悪い習慣をやめると脳力アップするだろうか。やめてみないとわからないですよね。
(悪い習慣があるんだ)
今朝、雪かきをするほどの積雪量でなく、ホットしました。
定年退職後は、早寝早起きの生活で、向かいの山からの日の出がきれいでしたので、早速撮りました。撮影開始時刻は6時29分です。
日の出の画像は時系列で貼り付けた有ります。
日記では、
と太陽にかかわる歌を記載をしています。
お時間ございましたら、寄り道してみてください。
太陽を朝日と夕日に分けてみると、朝日は、朝日(九首)、暁(二十六首)、朝明(二十首)の計五十五首ほど詠まれているようです。
朝明は、夜明けと訳すようですので、太陽に含めていいかわかりません。
含めないとすると三十五首ほどでしょうか。
これにあと「日が照る」、「渡る日」などの昼間を詠んだ歌が数首あるようです。
また、夕日は入日、日暮れ、夕闇などを詠んだ歌が以下の十四首あるようです。
巻1・15
巻2・135、210、213
巻3・254、460、466
巻4・709
巻7・1342
巻10・1948
巻11・2666
巻12・2901、3001
巻13・3234
二月もあと数日、三月になると雪解けが進むでしょう。
いよいよ雪割りの時期が、やってきました。
で、一昨日から庭の雪割り作業を始めました。
三月いっぱい作業が続きます。
毎日ではないので。
今朝(2015年2月26日)の庭の状況です。
雪庇のようでしょう。
四月上旬には、福寿草のうえの雪を除き、花を咲かそうと思っています。
小樽に移り住んでからの年中行事です。
雪割り作業もこのために行っているようなものです。
御日様の力で雪解けが進むように、雪割り作業を行います。
朝明の歌は、以下の20首です。
巻3・361
巻7・1155、1157
巻8・1513、1540、1555、1603
巻10・1949、1960、2141、2181
巻11・2491、2654、2841、2858、3094、3095
巻17・3947
巻19・4149
巻20・4463
朝日と暁は以前整理しているのですが、以下に記載します。
朝日
巻2・177、189、192
巻4・495
巻10・1844
巻12・3042
巻13・3234
巻14・3407
巻17・4003
暁
巻2・105
巻6・1000、1062
巻7・1263
巻8・1507、1545、1605
巻9・1729
巻10・2182、2213、2269、2306
巻11・2664、2800
巻12・3003、3061
巻15・3627、3641、3665
巻17・3945
巻18・4084
巻19・4166、4171、4181
巻20・4384
春の風も雪解けに欠かせません。
春を知らせる春一番、三寒四温、春の嵐など周期的に気候は変動するのでしょう。
時々、冬将軍が戻ってきて、雪を降らします。
本州では梅、桜桃、辛夷、菜の花、杏、李、桃、山吹、薔薇と、一風ごとに咲いていくのでしょう。
花の便りを届ける風が、小寒から穀雨までの間に次々と吹き、つぎつぎと花が咲く様から「花信風」というようです。
小樽では、梅、桜、辛夷などは一斉に咲きます。
「花信風」吹かないな、花が咲くのはまだ先ですね。
最後に朝日の歌を一首。
「朝日照る 佐太の岡辺に 群れ居つつ わが泣く涙 止む時も無し」(舎人:巻2・177)
皇子宮舎人等慟傷作歌廿三首の一首
(佐太の岡べには朝日が輝いているのに、群がりつつお仕えするわれらには、涙の乾く時とてない)